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武藤陽一  略歴

 

1927年5月、東京府下生まれ。

昭和大戦末期(43年12月)、東京府立第二中学校夜間部に在学中、海軍飛行予科練習生に志願、訓練終了任官後は三重県鈴鹿航空隊で特攻機業要員として勤務。

敗戦・復員後、進駐軍労務者、外務省勤務(官房文書課英文タイプ係)、キリスト教会

牧師(49~56年)を経て、56年から96年まで英語教室自営、学校(東京YMCA英語学校、青山学院大学、鴎友学園専攻科)の非常勤講師として英語と聖書クラスを担当し、青年男女と交流した。

​この間、「実用英語技能検定試験」1級に合格(64年)、通信教育により慶応義塾大学文学部

卒業(72年)。

戦後の混乱期人生模索の中でキリスト教に入信、牧師辞任後は山本泰次郎(1900~79年)に

師事して、内村鑑三の「無教会主義のキリスト教」の信仰と、その「非戦論」を学んでキリスト教平和主義を人生の指針として生きてきた。

1956年9月、「テコア聖書集会」を発足、現在に到る。99年まで「テコア通信」を発行。

1971年から2006年まで、無教会の各種聖書学習活動(聖書語学通信講座、キリスト教基礎講座、今井館日曜聖書講義、無教会研修所など)に参加、講師として主に「新約聖書ギリシャ語」を担当。

 

山本泰次郎編・教文館版『内村鑑三聖書注解・信仰著作・日記書簡全集』全50巻の編集に

参加、「総索引」の製作に当たった(~66年)。山本との共編として、内村鑑三『続一日一生』(64年)、同『英文著作全集]』全7巻(~73年)。

山本泰次郎『山本泰次郎聖書講義双書』全17巻(キリスト教図書出版社、~83年)を編集。

著書に、

『無教会キリスト教信仰を生きた人びと』(共著、「長谷川周治」を担当、新地書房、83年。

 長谷川の遺稿集『偽らざるの手記』を編集、私家版、57年)
『平和への道すじ-キリスト教平和主義の一証言』(キリスト教図書出版社、97年)

『宗教とは何か』(今井館日曜聖書講義第2号、今井館教友会、98年)など。

 

なお、キリスト教平和主義の自分なりの表明として、代理人なしの本人訴訟により「所得税
の軍事費分支払い拒否裁判」を提起した(88~90年)。「請求棄却」の敗訴であった。その

経緯は上記『平和への道すじ』において報告した。

​「日本友和会」会員(78年入会、現在に到る)。

 

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